決算期なので期間限定で値下げしております！今週で落札されない場合、来週には元の出品価格に戻しますので、是非この機会にご検討ください。

希少なブローニーフィルム用のモノレール式ビューカメラのSUPER CAMBOです。4x5用ではございませんのでご注意ください。

広角用レールのものと標準〜望遠レールのもの、２台セットです。商品画像のレンズと三脚は付属しません。出品物は画像10のものプラス画像６のものが全てになります。

オランダのCAMBO社はビューカメラ に長い歴史を持つメーカーで、全金属製の堅牢かつ軽量なビューカメラを製造している世界中のフォトグラファーに人気のメーカーです。

SUPER CAMBOは、スタンダードで伝統的なU型支柱のビューカメラなので、大判ビューカメラと操作方法も全く同じです。これから大判にステップアップしたいと考えている人にとって、安いフィルムコストで大判と全く同じ撮影技法が楽しめますので非常に魅力的なカメラです。

重量は2.7kgとモノレール式ビューカメラ の中ではかなり軽量ですが、全金属製の非常に堅牢なカメラです。

ちなみに4x5用U字型支柱モノレール式ビューカメラですと、TOYO45GXは6.4kg、リンホフカルダンGTIは6.7kgあります。携帯することを考慮して作られた4x5用フィールドカメラでも、TOYOフィールド45Aが2.8kg、リンホフマスターテヒニカ45が2.7kgです。

こちらのSUPER CAMBOは、4x5フィールドカメラ級の重さなので屋外に持ち出しても苦にならず、スタジオ用のモノレール式大判ビューカメラと同じ様にアオリができるので、例えば建築物撮影の様な大きなアオリ量が欲しい場合にも重宝します。蛇腹もかなり伸ばせるので、マクロ撮影もお好きなレンズで出来ます。画像の様に4x5用標準レンズの中でもかなり重い部類のプラナー135mm（約600g）を付けても軽く固定できます。メーカーやマウントに囚われずお好きなレンズで撮影に望める事もビューカメラ の魅力です。ある程度の知識は必要になりますが、とても使いやすいカメラだと思います。

実際に使っていたものなので多少の使用感はありますが、状態は良好です。細部は画像４・５・６を参照ください。

可動部は問題なく動作し、締め付け固定も問題ございません。水準器の水抜けもございません。

一点難があります。標準蛇腹は全く問題ございませんが、袋蛇腹とフードは使用と経年による劣化があり、蛇腹の枠と蛇腹の継ぎ目が一部外れてきた箇所（画像９参照）がありますのでパーマセルなどで塞いで騙し騙し使ってました。気になる方はTOYOカメラサービスさんなど大判カメラ修理店なら修理対応してもらえるかと思います。袋蛇腹は新品でも３万円ほど（中古では3千円ほどでたまに見かけます）その点を踏まえてご検討ください。フードに関しては、ハレーションは問題なく切れますし、主観ですが見た目的にも目立たず機能的にも問題ない程度です。

角形レールは広角用のレール約21センチのものと、標準・望遠・接写用のレール約30センチのものがあり、それぞれにフロントスタンダードとリアスタンダードが付きます。三脚の雲台に取り付けるベースクランプ（支柱台）は１つになります。２台のカメラは年式が異なるためパーツの形状が異なる部分もありますが、蛇腹フード、レンズボード 、蛇腹、ファインダースクリーン、ベースクランプ、フィルムホルダーなどは互換性があり共用出来ます。

レンズボードはリンホフボード用２枚とホースマンボード用１枚ございますので、ほとんどの大判カメラと併用して使えます。

また、フィルムホルダーはGRAFLEX社製のロールフィルムホルダーを使います。グラフレックス社製のホルダーは国際規格になっているので、マミヤ（RBおよびマミヤプレスG）やホースマンも採用しております。それらのフィルムホルダーも使えると思いますのでフィルムホルダーの入手性は抜群です。私はGRAFLEX社の純正フィルムホルダーが使いやすいので好んで使っていました。

出品物に付属するフィルムホルダーは6x7用になります（画像７・８）が、このカメラは6x9まで対応できるのでお好みのフィルムホルダーを買い足せばよいかと思います。